小説「閃光のハサウェイ」に登場する、νガンダムから続く機体であるクスィーガンダムと、
その兄弟機のペーネロペーのコンパチ。
この2機はマスプロダクツでは初の立体でしょうか。
まさか商品化されるとはねぇ。長生きはするものです。
とりあえず先に不満点をあげておきます。
個人的に今回一番不満なのが、コンパチの仕様。
最近のGFF・ジオノグラフィはコンパチがあたりまえになってますけど、
過去リリースされたものを見てみると、組換えの機体は、登場する作品が違ったり、
媒体が違ったり、登場する時期がズレていたりと、
その2種類を同時に並べなきゃいけないという必然性があまり無いような組み合わせになってました。
ですから、一個買って気分に合わせて組換えて、どちらかの状態で飾っておくってのもOKでした。
しかし今回はクスィーガンダムとペーネロペーの組換え。
同じ作品の、しかもライバル機同士。ってことは、並べて飾りたいと思うのが普通でしょうが。
それなのに、なぜライバル機とコンパチにしてるのか??
言ってみればガンダムとシャアザクのコンパチや、νガンダムとサザビーのコンパチをしているようなものです。
2機を並べるには、共用のわずかなボディーパーツの為にだけに、しかたなく2個買わなきゃいけないわけで、
するといらない余剰パーツが商品一個分近くも出るわけで、何で高い金出して自分はこんないらないパーツを
買ってるのかと悲しくなります。
それともう一つ感じたのが、組換えコンパチってプレイバリューなのか?ってことです。
個人的には、GFFの組換えは苦痛でしかありません。
装着変身やクロス系などは組んでいて楽しいのですが、
GFFに関しては、あまりに精度が低くて組換えに苦労しますし、固すぎたりポロポロ取れたりと、
常になんらかのストレスを感じつづけるので、楽しいと思ったことは今まで一度もありません。
そのあたり、バンダイさんは一度リサーチされてもいいかもしれませんよ。
というわけで個人的に、この商品はクスィーとペーネロペーを分けて販売すべきだったと思います。
あえてコンパチにして単価を上げ、あわよくば2個買ってもらおうっていう算段かもしれませんが、
正直、分けて単価を若干上げて販売した方が売上は上がったと思いますし。
ていうか、そんなに売上を上げたいなら、こんな姑息な手段よりも、
ただ「顔を真っ直ぐに接着する」ことに注意した方がよほど売上アップに効果的だと思います。
顔が曲ってるから売れないってことに、いいかげん気付きませんか?
ってことで、2個買いました。
物凄い量のいらないパーツをどうすべきか悩んでます。持ってても邪魔なだけだし。
もう一つ問題点。
パーツの不具合で、クスィーガンダム時のビームサーベルラックをちゃんと取り付けることが出来ません。
これは取り付け軸が山型になっていて、挿しても弾力で弾かれるのが原因です。
とりあえず簡単な修正方法として、
まずはアートナイフなどで軸が下に向かって少しだけ細くなっていくように楔形に削ります。
少しずつ削りながらサーベルラックを挿してみて、しっかり固定されるようならそれでOK。
もしもゆるかったり、一定の方向で固定されるようなクセがついていたら、
今度は軸の上側のふちの周りだけに瞬間接着剤を薄く塗り、
完全に乾いてからサーベルラックを取り付けます。これでしっかりと固定されるはず。
ただし作業は自己責任でお願いします。
クスィーガンダム
顔は基本的に左に曲って接着されてます。あと、額の赤いプロックも大抵曲ってます。
まともな顔は店頭で見た感じだと1/30の確立。
パーツの固定も非常に甘くて、各装甲がポロポロ取れまくります。
特にヒザアーマーと腰アーマーは何度落下したことか。
可動に関しては、首と肩と股関節がほとんど動きませんので、
軽く手足を広げたり、ヒジを曲げたりするのが精一杯。
基本的に可動フイギュアではなく、ディスプレイモデルという認識の方がよいです。
プロポーションは良好ですが、小説の挿絵デザインとはぜんぜん別物です。
まあGFFですからアレンジ効いててもOKですが、
ただ一箇所、特徴的だった胸のアンテナ(羽?)が無くなっているのだけは残念です。
と、長々と不満を書き連ねてまいりましたが、ここで終了。
実はコレ、かなり気に入ってます。
はっきり言って、めちゃくちゃカッコイイ。
頭部アップ。
正直、今までクスィーとペーネロペーは色物モビルスーツという認識しかなかったのですが、
ここまで立体栄えするデザインだとは思っていませんでした。
原型師さんのアレンジが上手いのもあると思いますが、装甲の重なり方とバランスが絶妙で、
どのアングルから見ても絵になりカッコイイ。
オプションはビームライフルとシールド。シールドは腕に軸固定です。
手首は左右の握り手、サーベル持ち手と右の銃持ち手が付属。
ディスプレイスタンドにはアームが付いていて、浮かせて飾ることも可能です。
飛行形態に変形。
サーベルラックは折りたたんで、肩の装甲は前後とも差替えで展開。
胸の機首部分を上げれば完成です。
良いデザイン。
オプションでファンネルミサイルが付属。
装備や展示が出来ないので扱いに少し困ります。
ペーネロペー
実は数年間、ずーっと「ペネローペ」だと思い込んでました。この商品で初めてペーネロペーだと知りましたorz
小説版とは脚部のデザインがぜんぜん違うっぽいですが、これはゲーム版ってことらしいです。
はっきり言ってモビルスーツには見えませんが、思ってたよりもデタラメ感が無く、バランスよいです。
背面はスッキリとまとまっていていい感じ。脚部のデザインと造形はお見事です。
クスィーと違ってパーツの固定はしっかりしていて、ポロポロ外れることはありません。
可動はほぼクスィーと同じですが、シールドが干渉するので腕の可動範囲が少し狭くなってます。
外装のギミックは、肩のビーム砲が可動する以外はすべて固定。
背部の長いスタビライザーは一見可動しそうですが、実はほとんど動きません。
首は埋まっていてほぼ固定。
全てのラインが放射線状に配置されていて、この威圧感は凄い。
オプションはビームライフル。
サーベルは両手のシールドに直接取り付けます。
手首はクスィーと共有。
それにしても凄いデザイン。常人にはとても考えつきそうにないです。
オデュッセウスガンダム&フライトユニット
ペーネロペーから外装を取り外して、専用のジョイントパーツを使用して組み立てればフライトユニットに。
中の人は肩関節と腰のパーツを専用のものに差替えて、オデュッセウスガンダムに。
フライトユニット
それなりにまとまっていてカッコイイ。
パーツの配置を見ていると、なんとなく完全変形も夢じゃない感じです。
オデュッセウスガンダム
単体でも充分さまになってます。
オマケギミックのつもりで思ってましたが、これはこれでカッコイイですね。
下半身は相変わらず動きませんが、
肩は回転できるので、多少ポーズの幅が広がってます。
ビームサーベルは、前に伸びるデザインだとポーズつけるの難しいですね。
前半で不満を色々書きましたが、出来自体はかなり満足してます。
可動範囲は狭いし、組み立て荒いし、パーツはポロポロ取れるしで、
普通だったら評価低いところですが、
やはり造形のかっこよさとデザインの秀逸さが個人的にかなりツボなので、
もうそれだけで満足。
ただしこの評価は、二個買ったからこその物でもあります。
正直、クスィーからペーネロペーへの換装はかなりめんどくさくて、頻繁にはやりたくない。
クスィーの装甲はポロポロ取れるので接着したくなりますし。
ということで、デザインに嫌悪感を抱かない人であれば、とりあえず一個買ってみて、
気に入ればもう一個ってとこでしょうか。
でもパーツが山のように余っちゃいますけどね。