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■ワンコイン 電脳戦機バーチャロン■

コトブキヤのワンコインフィギュアシリーズから、初代バーチャロンの可動フィギュアが登場。
第1弾として、テムジン、ライデン、ドルカス、アファームドがラインナップ。
それぞれ1Pカラーと2Pカラーがあり、シークレットはMBV-04-E6テムジン(練習機)。

12個入りBOXのアソートは、フルコンプ+ライデン、ドルカス、アファームドが各一個ずつダブり(色はランダム)。

1Pカラー

 

2Pカラー

素材は極一部の関節フレームのみプラ製で、後はすべて塩ビです。

塗装に関しては、このサイズではまぁこんな物かなっていうレベル。
特に美しくはないですが、それほど酷くも無い。
内部フレーム以外は全塗装されていて、塩ビの成型色そのままの所は無いので、質感が統一されていていい感じ。

色は基本的につや消しで、CG的なテラテラ感は表現されていなくて、どちらかというとリアルロボットっぽい塗装になってます。
くすんだ色が多く使われているので、CGキャラの立体化として見るとかなり違和感あり。
墨入れがキツめで、はみ出しや汚れも多いのですが、ガンダムマーカーの消しペンを使えば簡単にきれいになります。

全ての機体に共通ですが、オプションは一切何もなし。関節可動以外のギミックも何もなし。
遊びの要素は、ただポーズを取ることオンリーです。


 

大きさ比較

大きさは標準的なボックストイのサイズです。


 

テムジン

ボディーの白い部分は3体すべて色が違います。
1Pはクリーム系、2Pは薄いグレー、練習機はストレートなホワイトです。

 

テムジン1Pカラー


 

テムジン2Pカラー


 

テムジンMBV-04-E6


 

頭部アップ

頭のツノは一体成型で抜かれているので若干丸みがあり、なんとなくウサ耳っぽくなってしまってます。


 

パーツ分解

ばらせる所は全部ばらしてみました。
ヒジ、ヒザ関節は埋め込まれていて、無理をすれば外せそうでしたが怖いので止めました。

 

可動は、
首はボールジョイント。
肩は軸で回転。二の腕付け根にボールジョイントがあり、横ロールと少しだけ腕を開くことが可能。
ヒジは90度。手首回転。
腰回転。
股関節はボールジョイントですが、左右にはあまり開きません。
軸の位置が悪いので腰アーマーに干渉して、足を前に上げることがほとんど出来ません。後には水平以上上がるのに。
ヒザは2重関節ですが90度弱。
足首はボールジョイントで接地性はまあまあ。

ということで、可動範囲はかなり狭いです。特に下半身は軽くヒザを曲げて足を開く程度しか無理。

 


 

足の裏のディテールも再現されていて、しっかり塗装されています。


 

 

ライデン

オプションは無いので、特徴的な武装のレーザーも残念ながら再現されていません。

 

ライデン1Pカラー


 

ライデン2Pカラー


 

頭部アップ

口(?)が奥まりすぎていて、なんかイメージ違うような…。

 

パーツ分解

外し忘れてますが、足首のボールジョイントはスネから外せます。
パーツの構成を見ると、差替えでレーザーを再現するのは簡単なんですが。

 

可動は、
首はボールジョイント。
肩は軸で回転。二の腕付け根にボールジョイントがあり、横ロールと少しだけ腕を開くことが可能。
ヒジは60度くらい。手首回転。
腰は上下二箇所で回転。
股関節はボールジョイント。前後に大きく動かすことが可能で、左右にもかなり開きます。
ヒザは動かなくて、30度くらいしか曲りません。
足首は2重のボールジョイントで接地性は良好。

ということでテムジンとは逆で、股関節は良く動くのにヒザが曲らないので
あまり大きなポーズが取れません。

 


 

デザイン的にもう少しヒザを曲げることは可能だと思うのですが。もうちょい頑張って欲しかった。


 

 

ドルカス


 

ドルカス1Pカラー

股間のブロックが斜めに接着されてました。

 

ドルカス2Pカラー

こっちは、背中の排気口がズレて接着されてました。

 

頭部アップ


 

パーツ分解

実はドルカスが一番気合の入った複雑なパーツ構成になっています。

 

可動は、
首はボールジョイント。
肩は軸とボールジョイントの二重関節でかなりフレキシブルに可動。
右腕はヒジが二重関節で90度。クローは開閉可能。
左腕は二の腕付け根とボールが回転。
腰はボールジョイントで回転。
下半身はボールジョイントが多用されてかなり複雑な関節になってはいるのですが、
せっかくの多重関節もデザイン的にあまり動かないので宝の持ち腐れ。
実際は足をハの字に開く程度しかポーズが取れません。

基本は腕を振り回して表情を付ける感じです。

 

とはいえ、今回の中では一番大きく動いて表情が付けやすいので、
出来としてはコレが一番じゃないかと思います。
いじってて楽しい。

 

なかなかかわいい奴。


 

 

アファームド

カモフラージュ塗装に気合入ってます。
アファームドのみ、上半身にパール系の塗料が使われています。

 

アファームド1Pカラー


 

アファームド2Pカラー


 

頭部アップ

一番似ていないような。
鼻(?)がほとんど見えないし、全体のバランスもなんか違う。

 

パーツ分解

唯一、肩に開く関節があり。
足首も複合関節になってます。

 

可動は、
首はボールジョイント。
肩は前後回転と左右の開き。二の腕付け根が回転。
ヒジは120度くらい。手首回転。
腰はボールジョイント。
股関節はボールジョイントですが、腰アーマーに干渉するのでほとんど動きません。
ヒザは90度。
足首はボールジョイントと軸の複合関節ですが接地性はまあまあ。

ということで一見良く動きそうなのですが、肝心の股関節が動かないので、
結果的に大きなポーズは取れません。もったいない。


ただ、全般的にいえる事ですが、
自前で関節増やしたり、可動範囲を広くする改造をするのには非常に親切なパーツ構成なので、
少し手を動かすだけで不満点は解消できそうです。
超絶フル可動化なんてこともチャレンジしやすくて良いんじゃないでしょうか。

 


足の裏の複雑な造形もよく再現されています。



総評
正直、評価が難しいアイテムです。

というのは、500円の塗装済み完成品アクションフイギュアとして見た場合は、
とても質感が高く、可動個所も豊富なので、充分値段以上の価値があると思います。
500円という価格内では最高ランクのクオリティです。

ただ、逆に言えば、
このフィギュアが持っているポテンシャルを考えると、実は最低のパッケージングだとも思えます。
オプションやギミックを全て切り捨てて、むりやり500円で出せるものにまとめた感じはするので、
その選択はたして正解なんだろうかと。

正直なところ、ほんの少しのオプションでプレイバリューが大幅にアップすることを考えると、
せっかくここまでよく出来たものを造っておきながら、値段にこだわった為に遊びの要素を一切排除してしまったのは
失敗だったんじゃないかなぁと思います。
でも、これが500円だから凄いと思えるのも事実ですし…。

てことでなんかスッキリしませんが、頑張って造られた製品だってことは間違いなし。
机のスミにポーズつけて飾っておくとかなり楽しいです。